沿革と理念
小川・友野法律事務所は故弁護士小川信雄(※)が昭和11年(1936年)銀座木挽町で小川法律事務所として弁護士業を開業したのを始めとします。その後日比谷、田村町を経て、昭和51年より従前地 物産ビル別館8階、平成25年(2013年)より日比谷セントラルビル(旧 田村町の日産館・物産館)にて、業務を永く継続しています。
創立者は「信義」という言葉をしばしば揮毫しました。「信を守り義を行うこと」が弁護士業務の最も基本となる精神的支柱であると考えていたからに他なりません。この精神に則り弁護士活動を遂行していく中で、多くの良き先輩・依頼者・関係者との出会いがあり、現在の当事務所の基盤が出来上がりました。
創立者物故後、平成7年に小川・友野法律事務所と改称してからも、この創立者の精神は当事務所のベテランから若手まで全ての構成員の心の中に連綿として受け継がれています。この精神のもと、丁寧で、暖かく、偏らないリーガルサービスの提供及び予防法学すなわち紛争の事前回避を当事務所は基本理念としています。
そのために隔週1回事務所会議を開き、案件の徹底討論・問題解決の方向づけを行っています。その他、毎日のコーヒータイムにおいても様々な話題について随時話し合いの時間を持っています。また、世の中は機械化が著しく進んだ結果、人間関係の希薄化が懸念されていますが、当事務所はその点に思いを致し、依頼者との人間的触れ合いを特に大切にして日常の業務遂行にあたっています。
そして、手作りの伝統を守るとともに、研鑽を積み日進月歩の時代の要請に即応するように心掛けています。
※小川信雄(現小川・友野法律事務所シニアパートナー弁護士小川信明の父)
明治38年(1905年)山口県・宇部市生まれ
昭和7年弁護士登録 東京弁護士会副会長、法制審議会委員等を歴任後、昭和45年から昭和50年まで最高裁判所判事。
平成5年11月物故